印象が良くなるために、人と話をする時にしないほうがいいこと

人とのコミュニケーションの中心は会話です。見かけたことがあるだけの人よりも、話をしたことがある人の方が親しみを感じますよね。それに、話をしてみて初めてお互いに相手のことを知ったり、わかり合えたりする感覚を感じることができます。会話をするということは、お互いの関係を深めるために大切なことなのです。そのため、話をする時の態度は、その人に対する印象形成に大きな影響を与えます。

そこで、人からの印象が良くなるためにも、人と話をしている時にはしないほうがいいことについて確認したいと思います。まず、これはみなさん思い浮かぶのではないかと思いますが、相手が話をしている時や人と一緒にいる時に携帯やスマホをずっと見ているのはとても感じが悪いと思われる原因になります。

一緒にいるのに携帯やスマホばかり見られると、一緒にいても楽しくないのかもしれないと感じてしまいますよね。まして、一人でいる時でもできるSNSやラインなどに集中されると、とても気になってしまいます。

電話が掛かってきたとき、相手に許可を取ってから少し話をするとか、メールが来たのに気づいたら相手の話の切れ目を待ってから確認するとかならまだいいのですが、ずっと携帯を見ているというのは、たとえ無意識であってもあなたと話をするより携帯やスマホに興味があると言っているようなものです。そのため、人といる時には極力携帯やスマホは手にしないようにしたいものです。

それから、返事をいい加減にするのも止めた方がいいですね。聞いていないつもりはなくても「うん」とか「そうなんだ」とか短い言葉だけを返し続けると、もし話を聞いていたとしても聞いてもらっていないという気持ちを相手に感じさせてしまいます。これも先ほどの携帯やスマホと同じで、自分の話に興味が無いんだと感じさせてしまう原因になります。

それを避けるためには、短い返事をするだけではなく、相手の言葉を受けて返事をすることも必要です。それから、よかったねとか、大変だったねとか、自分の感情を入れて返事をするのも相手にとっては心地よく感じられます。

また、一見興味を持っているように聞こえる「それで?」とか「それから?」とかいう言葉も、時々使うのならいいのですが、そればかりだと相手はせかされているような気がして落ち着いて話をすることができません。

それから、相手が話をしている時に、急に話題を変えるようなことも避けるべきです。急に話を変えられると、この話は聞きたくなかったんだなとか、面白くなかったんだなとか感じてしまうからです。そうなると、話していて楽しかったという気持ちは感じられませんよね。

これらのことを逆に自分がされると、嫌な気持ちがするのではないでしょうか。それは相手も同じです。携帯やスマホに関して言えば、悪気はなくてもつい手にしてしまうこともありそうです。しかし、それも相手にしてみれば嫌な感じがするかもしれません。一緒にいてもお互いが携帯やスマホを見ているのでは意味がありませんしね。

特にこれは、一緒にいることの多い恋人同士などで起こりがちなことかもしれませんね。だからこそ、こういうことに気をつけることで相手から印象を悪くしないことができるのです。

以上のことから、自分が話していて話しやすいなと思えるような反応を相手にもするというように考えたら、適切な態度が取れそうです。会話はコミュニケーションの中心なので、その時の感情は印象として残りやすいことを知っておきましょう。