人の話は結論まで聞こう!それがいい印象に繋がります

人の話を結論まで聞くことと、人からの印象が良くなることにはあまり関係がなさそうに感じられるかもしれませんね。しかし、これらの間には関連があります。人からの印象が良くなるということは、その相手がこの人といて心地いいと感じられることと関係がありますよね。そのため、相手の話をどう聞くかということも印象が作られる上で大切な要素となっています。

それでは、なぜ人の話を結論まで聞く方といい印象につながるのかについて考えてみたいと思います。ある話をする時、一番言いたい部分はどこでしょうか。国語の勉強を思い浮かべるような話になりますが、論説文などの場合、筆者が言いたいことは多くの場合一番最後、つまり結論の部分に書かれているという話を聞かれたことがあると言う方もいらっしゃいますよね。

たまに一番最初に言いたいことを言ってしまう場合もあるのですが、その場合でも最後にもう一度言いたかったことに触れるのが一般的です。つまり、多くの場合、一番言いたいことは最後の結論部分にまとめられているということですね。そう考えると、人が話をしている時も、一番言いたいことは結論部分で、話の最後にあると予想できます。

それを、話をしている人が言い切らないうちに自分の考えを挟んでしまうと、その人は一番言いたい部分を聞いてもらえないまま話が進んでしまうことになりますよね。これは私にも苦い経験があって、相手の話に共感すればするほど「そうそう!」と自分もその話に割り込みたくなってしまうものなのです。親しい間柄の友人や恋人にだからこそしてしまいがちなことですよね。

しかし、相手が最後まで言い切る前にわかったつもりになって割り込んでしまうと、相手が一瞬戸惑ったような態度になることがあって、しまったと後から思うということをつい繰り返してしまったのです。こちらとしては、相手の話がすごく納得できたからこそそういう行動に出てしまうのですが、逆から考えると、自分が言いたかったことを相手が引き取って言ってしまったことになりますよね。

それで、そこまで話していたのに、中途半端に途切れたような気分になってしまうのかもしれません。自分が相手の話をさえぎってしまったことに気づいて、後からそれで…と聞いてみても、それで何とか話の流れが戻ることもあるのですが、最初のように上手く話が繋がらなくなってしまったりすることもあるのです。

そこで、相手が結論を言うまで待つようにしてみたら、会話が上手く繋がることに気付きました。相手の話に共感して、自分もそうだと言うのであれば、最後まで話を聞いた後で言うこともできますよね。無理に話に割り込むよりも、きちんと聞いてから自分が話し始める方がお互いに気持ち良く会話をすることができます。

そうなると、この人と話をすると楽しいと友人や恋人が感じてくれるため、この人はいい人だ、一緒にいて楽しい人だというように良い印象を持たれることにつながるのです。以上のことから、人の話に途中で入り込むよりも、結論まで聞いてから自分も話を始めた方がいいと言えるのです。