どれくらいが心地いい?相手との距離の取り方を考えよう

人との距離感というのは、とても大切なものです。親しさの度合いによってどれくらいまで距離を近づけていいのかということも考えなければいけないことですよね。例えば恋人同士であれば、遠すぎる距離感は寂しさを感じさせるものですよね。そのため、例えば会話に関して言えば、ある程度人には言いにくいようなことも言えるものかもしれません。

秘密を共有することは親しさを感じさせるという話もありますが、そういう間柄であればお互いのことを良く知るためにもいろんな話題を出すのもいいことです。しかし、これが友人となると、どれくらいの付き合いをしているのかによって、踏み込んでいいこととそうでないことが出てきます。

例えば、いくら親しい間柄であっても、給料の話などこれを聞いたらマナー違反だというような内容もありますよね。親しさを感じるからこそ聞きにくいことも聞いてみようかなと思うかもしれませんが、やはり踏み込んではいけないことには踏み込まない方がいいものです。

お互いに子どもがいる場合、相手のお子さんの成績を聞いたりするのもかなりデリケートな話になりますので、考えものです。それよりは、お互い知っていて楽しめる話題をした方が気持ちよく会話ができるものです。それでも、親しい友人であればある程度の踏み込んだ話題もできますが、そうでない場合は特に話題選びには慎重になる必要があります。

相手の家族構成がわからないうちに家族の話を出したところ、相手は片親だったなどということもあります。それを気にしていない人ならいいのですが、気にしている人もいて、あまり人に話題にされたくないと思うこともありますよね。そのため、まだ知りあって間が無い時には、そういう相手の事情に触れそうな話題は避けておくほうが無難ですね。

しかし、自分にとって困ったことや問題点でも、親しい人には聞いてほしい、知ってほしいと思うこともありますよね。そのため、親しくなったら、相手からそういう話をしてくれることもあります。

それで相手の事情を知るのならいいのですが、最初からあれこれ質問するようなことをしないで、時間を掛けてお互いを知って行くという感覚で話をする方が、次にまた会って話したいと思ってもらいやすくなります。その方が、当然印象も良くなりますよね。

それから、会う回数なども問題になります。例え恋人同士でも、毎日会うのが大変だと思っている人もいます。それに、仲のいい友人同士でも、会う時間が多すぎると自分のことができにくいということもありますよね。これは、社会人にならないうちはあまり関係ないかもしれませんが、仕事を始めたり結婚したりした場合、どうしても仕事や家事に割く時間も必要となります。

そこで、あまり頻繁に会おうとすると、相手の負担になることも考えられますよね。そういうことも考えに入れて、あまりにも頻繁に連絡し過ぎたり、休日のたびに会おうとしたりしない方がいい状況があることも知ってお付き合いをした方がいいと言えます。