相手の顔をきちんと見よう!それだけで印象が変わります

誰かとすれ違って挨拶をした時、挨拶が返って来ないとあまりいい感じはしないものですよね。しかし、挨拶が返って来たとしても、相手がこちらを見ることなく言葉だけ返ってくると、何となくすっきりしない感じがするのではないでしょうか。それよりは、顔を見て挨拶をされた方が安心できますし、感じがいいと思うものですよね。

相手の顔を見るということは、その相手に注意を向けているということを感じさせる行動です。そのため、同じ挨拶をするのでも、通りすがりに言葉だけで挨拶をするよりも、顔を相手に向けて挨拶をした方がイメージが良くなるのです。これは挨拶をする時だけのことではなく、会話をしている時や会議などで誰かが意見を言っている時も一緒ですね。

会話をする時、相手がこちらを見ていないと、たとえ返事はしてくれていたとしてもなんとなく聞いてもらっている感じはしないものです。まして、返事をしながらも目線は手に持っている携帯やスマホに行っていたとしたら、自分の話に興味が無いんだなと受け取られても仕方がありません。周りが気になってきょろきょろしてしまうのも同じですね。

たとえ話を聞かないつもりはなかったとしても、そう思われる可能性が高いですし、実際に携帯やスマホ、それから周囲に視線を向けていたら、聞いているつもりでも話半分になってしまうことも確かです。二つのことを同時にこなすというのは、そう簡単にできることではありません。そのため、両方に集中しているつもりが、結局はどちらも中途半端ということになってしまうのです。

それから、会議などで話をしている人に目を向けると、話をしている人が話やすくなります。みんなが下を向いている状態では、なかなか意見を言いにくいものですが、誰かが自分の方を見て聞いてくれていたら、話もしやすくなるものです。

意外に、話している人からは周りの人がよく見えているもので、よほどの大人数の前で話しているのでない限り、誰が自分の話を顔を向けて聞いてくれていたのかはわかるものなのです。ホールなどで大勢の前で講演をした経験のある人がおっしゃっていましたが、大きい会場で話をしている時でさえ、自分の方を向いて聞いてくれている人がいることはわかるものなんだそうです。

それが小さい場所だと、それが誰かがはっきりわかりますよね。そうなると、その人は熱心に聞いてくれる人だと感じるため、いい印象が残ることになります。友達が人前で話をする機会がある時などは、自分はしっかり聞いているよと伝えることで、自分の味方だと感じてくれ、より仲がる深まることもあります。

こういうことに関しては、よく相手の目を見て話したり聞いたりした方がいいとも言われますよね。しかし、目をじっと見るのは苦手だと言う人もいらっしゃることでしょう。目を見るのが苦手な人に対しては、相手の目ではなく鼻やネクタイの結び目を見てみましょうというアドバイスがあります。

目をじっと見ることはできなくても、それらの位置に目を向けることで、顔を向けて話を聞こうとしていることが伝わるということなんですよね。それだけでも、自分に注意を向けてくれていることがわかるので、きちんと聞こうとしてくれているんだと感じられるのです。まだ親しくなりきれていない人に対してはこれらも有効です。

しかし、親しい友人や恋人が相手の時は、やはりしっかり目を見て話をしたいものですね。自分に注意を向けてもらうことは嬉しいことです。そのため、相手の顔を見て話を聞こうとすることが、相手に与える印象の良さにつながることになるのです。