よく、笑顔の方が印象がいいと言われますよね。それにはもちろん理由があるのですが、その一つが笑顔でいることで相手に近づきやすさ、親しみやすさを感じさせることです。誰だって、怒っている人に近づくよりも笑っている人への方が近づきやすいですよね。笑顔でいるということが、相手に警戒心を感じさせない効果を持っています。
そうなると、近づくときに緊張を感じることがあまりなくなりますから、結果としてその人が受ける印象も良くなるということなんですよね。それで、笑顔の方が印象が良く思えるということが言えるのです。それと合わせて、自分も笑顔を作ることでリラックスした状態になれるので、笑顔は自分にとっても意味のあることでもあります。余裕がある時の方が人に優しく接することができますからね。
しかし、いくら笑顔でいる方がいいとはわかっていても、ずっと笑顔でいることは難しいですよね。それに、場面の状況もありますから、笑顔でいることさえすればいいというものでもないのです。そこで、笑顔が効果的な場面はいつなのかと言うと、その人と出会った時や別れる時、それからその人が楽しい話をしている時などです。そうすることで相手に意識を向けていることを伝えることができます。
それに、自分だって微笑んでもらったら声が掛けやすいですよね。同じことが相手にも言えるので、会った時に笑顔になることで相手の方から声を掛けてくれる可能性もあります。会話をしている時に表情が変わるときちんと聞いてくれているとわかりますよね。それに、別れる時に笑顔だったら、会って楽しかったという気持ちを伝えることができます。
そうすることで、友人や恋人に、また会いたいと思ってもらえるきっかけにもなりそうです。やはり、自分といて楽しいと思ってくれる人と一緒にいることは、自分にとっても嬉しいことですからね。
もちろんこれもケースバイケースで、例えば当分会えないようなときとか、相手が調子が悪いときとかに笑って別れると誤解される可能性もありますが、そこは場面を考えてまた会えたらいいねと言う意味での笑顔だと伝わるように言葉を添えるか、笑顔にはならないようにするかを考える必要がありますね。
今言ったように、いくら笑顔がいいとは言っても、状況によっては笑顔よりも他の表情の方が印象が良くなることがあります。例えば相手が真剣な話をしていたり、困っているというような相談をしていたりする場合には、当然のことながらこちらも真剣な表情で聞く方が場面に合っていますよね。そのような時に笑顔をしたとしたら、真剣に聞いてもらっていないと相手に思われる可能性があります。
そこで、相手の話の雰囲気を掴むということが大切になってくるのです。とはいえ、これはみなさん経験があってわかることだとは思いますので、時によっては笑顔以外の表情が似つかわしい時もあるということを確認してもらえたらと思います。
そうは言っても、笑顔を作るのは苦手なんだよねという人もいるかもしれません。人それぞれ性格がありますから、誰もが同じようにできるわけでもないんですよね。それでも、例えば口角だけでも上げてみるようにするとか、表情を柔らかくすることはできますよね。満面の笑顔を無理して作る必要はありませんから、相手が少しでも話しかけやすいと思えるよう表情づくりができたらいいですね。